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妊娠中の旅行

旅行が趣味という人や出産までに温泉旅行やテーマパークなど行っておきたい場所がある人、妊娠が発覚する前に旅行の予定を入れていたという人もいるのではないでしょうか。

最近巷では「マタ旅(=マタニティ旅行)」という言葉を耳にします。
旅行会社やホテルなどが企画するプランであったり、マタニティ向け雑誌などで取り上げられたりして、妊娠中の旅行をあおるようなことがあります。
そのプランは、旅先でリラックスできるような内容や子どもが生まれたらまた連れてきたいと思わせる内容など、趣向を凝らしているようです。

実際に妊娠中、旅行に行ったという人も多くいるわけですが、妊娠中の旅行は危険を伴うことを忘れてはいけません。
車や電車で長時間移動する場合は、同じ姿勢を長く続けることになることや身体に受ける振動など、母体や胎児への影響が心配です。
飛行機を利用する場合は、気圧の変化によって起きやすいとされる、頭痛や耳鳴りなどの症状が重くなることもあります。
順調なマタニティライフを送っていたとしても、妊娠前には何ともなかったことなのに、変化が生じることが多々あるのです。

また、移動中だけでなく、目的地到着後にも注意が必要です。
観光地を歩いて廻ったり、ディズニーランドなどのテーマパークなどでは並んで待つことも多かったりと、身体への負担は増大します。
温泉では、高温のお湯に長時間浸かったり、サウナに入ったりすることも体調不良を招きます。
浴室での転倒や脱水には十分な注意が必要です。
妊娠中、旅先で具合が悪くなったという例は多くあります。
その場合、最寄りの病院で診てもらうわけですが、当然かかりつけ医ではないので不安を感じることになります。
これがもし海外旅行なら…。
保険制度も日本とは違いますし、国によっては莫大な費用がかかるとも言われています。

また、帰宅後に調子が悪くなり、寝込んでしまったということもあります。
妊娠中の旅行は、決して行ってはいけないというのではありません。
身体の状態や旅行によって受ける影響が今までとは違うということを念頭に置いて、ゆとりのある計画を立て、緊急時の対処方法を考えたものであれば、良いのではないでしょうか。
いつまでなら行けるのかというのも気になるところですが、安定期といわれる16週から27週あたりが動きやすいといわれています。
ただし、「安定期=安心期」ではありません。胎盤が完成した時期というだけであって、必ずリスクは伴います。
もちろん個人差もありますし、主治医の指示を仰いでからのことになります。

安心・安全な旅をするために…

  • 必ず主治医に相談してから出かけるようにしましょう。
  • 乗り物による移動時間は短めに。1日のうち6時間くらいまでに抑え、2〜3回の休憩を入れるようにしましょう。飛行機を利用する場合は、航空会社に妊婦であることを伝えておきましょう。
  • 緊急事態に備えて、宿泊施設周辺や観光地周辺の病院を調べておきましょう。
  • 持ち物は万全に。母子手帳と健康保険証は必須です。病院にかかるようなことがあれば、クレジットカードを持っていれば安心です。着替えは多めに用意しておきましょう。羽織るものやタオルなども必要です。もしもの出血などに備えて生理用ナプキンも用意しておきましょう。
  • マスク(感染症予防)や着圧ソックス(むくみ予防)などを使用して体調不良を予防しましょう。
  • 緊急連絡先やかかりつけ医の連絡先を書いたメモを用意して、携帯しておきましょう。


無理をせず、マタニティライフの楽しい思い出がたくさんできるといいですね。