夫をイクメンにする方法

MENU

父親像の変化−昔と今−

かつては
「亭主元気で留守がいい」
「24時間戦えますか」
などと、夫は家を留守にし、仕事ではバリバリ働くことが家庭円満とされる時代がありました。

時は流れ、女性の社会進出、共働き家庭の増加などによって、これまで家事・育児は女性が行う比率が高かったのが、家庭内での分担意識が徐々に広がり、夫にも家事・育児に関わることが求められるようになりました。

父親像も「大黒柱・頑固・怖い」などの昔のようなイメージはなく、「優しい・おしゃれ」などというふうに変化し、育児に積極的に関わる父親のことをイケメンならぬ「イクメン」と称されるようになりました。

「育児休業制度」の変化とポイント

育児休業は、出産した母親が産後休暇の後に取得し、一定の期間仕事を休業して育児に専念するものと社会では広く認識されていました。
現実には、父親も育児休業を取得することができたのですが、その取得率はほぼ0に近い状態でした。
平成22年(2010年)に改正された育児・介護休業法が施行され、父親も子育てに関われる働き方の実現や、子育て期間中の働き方を見直す等、夫婦で取得しやすいように整備されました。

パパ・ママ育休プラス

改正前の育児休業制度は、「子どもが1歳に達するまでの1年間」とされていた取得期間を両親ともに育児休業を取得する場合に限って、「子どもが1歳2か月になるまで」取得できるように延長されています。

パパは2回取得できる!

改正前は、特別な事由がない限り、1人の子どもにつき1回の取得とされていました。
現行では、産後8週間以内の間にパパが育児休業を取得した場合は、特別な事由がなくても再度取得することができます。

ママとの同時取得も可能!

改正前は、ママが育児休業中であったり専業主婦であったりする場合は、産後8週間を除いてパパは取得できませんでした。
現行では、ママが育児休業中でも専業主婦でも、パパの育児休暇取得が認められています。

子どもの看護休暇が充実

小さい子どもは次から次へと病気にかかるものですが、改正前の看護休暇は「労働者1人あたり年間5日」と厳しいものでした。
現在では、「小学校就学前の子ども1人の場合、年間5日」「2人以上の場合、年間10日」取得可能となりました。

短時間勤務制度

3歳までの子どもがいる場合は、1日原則6時間の短時間勤務を事業主に請求できるようになりました。


会社の就業規則には育児休業制度がないというところもあるようですが、
育児・介護休業法に基づいた育児休業は、労働者が請求することのできる「権利」です。
会社に制度がない場合でも、申し出をすれば育児休業を取得できます。
また、雇用期間が定められている場合でも
  • 1年以上同一の事業主に雇用されている。
  • 子どもの1歳の誕生日以降も雇用されることが見込まれている。
  • 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約期間満了かつ契約が更新されないことが明らかでない。
このいずれにも該当すれば、育児休暇を取得することができます。


イクメンプロジェクト

厚生労働省では、働く男性が子育ての参加により積極的にすることや育児休業取得の促進を図るためのプロジェクト、イクメンプロジェクトを2010年より始動しています。

育児・介護休業法が改正されたものの育児休業の取得率は伸び悩んでいます。
イクメンプロジェクトでは専用サイトを立ち上げ、イクメン推進に向けた自治体の取り組みや企業、著名人などを紹介しています。
育児と仕事を両立するための労働環境を整備し、男性が育児に参加しやすいよう業務改善に努める企業を表彰するという「イクメン企業アワード」や、部下が育児休暇を取得しやすくなるよう配慮したり、短時間勤務を行っても業務効率を維持・向上させることに努め、自らも生活と仕事をバランスよく充実させている管理職のことを「イクボス」と呼び、その功績が認められると表彰されるという「イクボスアワード」も企画されています。


イクメンお役立ちアイテム

赤ちゃんが生まれたらパパと二人で協力して育児をしたい!と思うママが多い反面、パパはどのように育児に関わればいいのか戸惑う人も多いようです。

そんなパパには「イクメングッズ」がおすすめです!
赤ちゃんグッズを揃えるのと同時にパパのためにもイクメングッズを揃えてあげることで育児に関わる意識もグンと高くなるはずです!

ファーザーズバッグ

マザーズバッグと同じ、パパ専用の育児バッグです。
お出掛けの時の子どもの荷物は多く、オムツにミルク、着替えなどバッグに詰め込むとずっしり…。

そんな荷物をパパが持ってくれるとママはとっても助かります。
マザーズバッグだと、少しはパパが持ってくれるけど、最終的にはまたママの元に戻ってきます。
初めからパパ専用の「ファーザーズバッグ」に入れておけば、パパが責任もって持ってくれること間違いなしです!

ベビーキャリー

いわゆる抱っこひもです。
赤ちゃんは成長していくとずっしりと重たくなり、ベビーカーが使えないような場所では抱っこが大変です。
それも長時間になるとママの負担も増大します。

抱っこひもに抵抗のあるパパもいるかと思いますが、最近では男性の体格にも合うようなサイズで設計されています。
スタイリッシュなデザインのものもあり、実際に利用しているパパを見かけることもあります。
アウトドアが趣味のパパなら、有名アウトドアメーカーのベビーキャリーはどうでしょうか。
パパのイクメンぶりが発揮されそうですね。

おもちゃ

お風呂や外での遊びはパパの出番!
おもちゃ選びをパパにお願いしてみてはどうでしょうか。
パパが子どもの頃好きだったおもちゃや欲しかったけど手に入らなかったおもちゃなど、パパの少年心をくすぐるものが必ずあるはずです。

車グッズ

車での移動が多いファミリーなら、移動中に子どもが飽きないような工夫が必要になります。
子どもが赤ちゃんの場合は車専用のメリーを取り付けたり、後部座席にもミラーを取り付けて赤ちゃんの様子が確認できるようにしたりすることが多いようです。
子どもが少し大きくなると、DVDプレーヤーを取り付けて、移動中に子どもが好きなDVDを鑑賞できるようにすることもあるようです。


女性は妊娠したことで、徐々に大きくなるお腹や胎動を感じて、日々母親になる心の準備ができていきます。
男性は身体の変化が全くないので、父親になるための心の準備をすることは女性よりは難しといえます。
このような「気持ちの差」が生じると、ママのイライラは募り、夫婦の関係もぎくしゃくしてしまいます。
そんな気持ちの差を埋めるためにも「イクメングッズ」は効果を発揮します。


パパをイクメンにするために…

ママが育児が初めてなように、パパも初めてのこと。
パパの育児へのかかわり方が「あれ?」って思うこともあったり、友達やご近所のパパがとっても素敵なイクメンに見えてしまったりすることがあるかもしれません。
でも「隣の芝は青い」のです。このことは決して忘れてはいけません。

そして、理想は高すぎず、枠にはめないことも大切です。
男性は「気持ちを察する」ことが苦手です。
ママがしてほしいことを素直に言って、それを任せてしまいましょう。
パパにとっては不慣れなことかもしれませんが、任せたからには口出しせず見守り、時には褒めて、感謝の気持ちを伝えるようにするとよいでしょう。
育児にはパパの助けが必要!ということが伝われば、きっと喜んで励んでくれるはずです。